SSブログ

リトアニア・第5次臨時切手 [外国切手]

11399.jpg

リトアニアの切手は、その歴史を見ているとけっこう面白い。
画像の切手は、出来具合から見ても納得できると思うけど、1919年に緊急に発行された臨時切手。

以下に、ちょっとだけリトアニア初期切手の発行の概略を記すと、
1.第1次世界大戦時にドイツ切手に "Postgebiet Ob. Ost." 加刷を使用。
2.ドイツが撤退したことにより切手が皆無となったことから、1918年12月27日に10・15skの臨時切手を発行。
3.12月30日、第2次臨時切手20・30skを発行。
4.1919年2月4日、第3次臨時切手10・15・20・30skを発行。
5.2月10日、ベルリンにて印刷の正刷切手が、各額面1万枚発行される。
6.2月18日、正刷切手の不足により、第4次臨時切手15・15・20・30・40・50skを発行。
7.3月5日、ベルリンに追加発注した正刷切手が到着しないため、第5次臨時切手10・15・20・30・40・50・60skを発行。

ザッと書くと上のような流れになるのですが、画像の切手は7の段階の第5次臨時切手になります。

このうち、2とか3の段階の切手は高額品ではないのですが、発行数が少ないので偽造品が多く、鑑定書付でないと危なくて手が出せません。もちろん僕は持ってませんが。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

"THE ROYAL PHILATELI..乃木2銭の色 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。