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フェラリ日本の部 [雑記]

フェラリと言えば、ちょっとした初歩者向けの郵趣書には世紀の大コレクターとして紹介されています。もちろん、僕が子供の頃に読んだ何冊かの入門書にも紹介されていました。

そのフェラリコレクションが競売にかけられたのが、1921〜1925年のパリと1929年のチューリッヒです。
日本の部は、パリ開催の方に入っており、ロット分けがどのような基準でなされたのかはわからないのですが、4回目に1ロット、10回目に10ロット、13回目に1ロット、14回目に1ロットとブツ切り状態での出品でした。
各回のカタログを丹念に見ていくと、日本切手はなんと1ロットしか写真版に掲載されていないことがわかります。すなわち10回目の競売のロット230がそれで、下の画像がそのロットです。

11346.jpg

この10回目の主要品は、カナダ(あの12ペンスカナダも含む)、英領ギアナ、オーストラリアステーツ、ニュージーランド、スイスカントン、トリニダードなどの超大物ばかり。その間で日本がなんだか肩身が狭い感じで挟まっています。

フェラリ日本の部は、全てがロットものに組まれていて、単品での売立ては1つもありませんでした。当時の状況を考えれば、日本はカタログ評価の低い東洋の一国程度にしか思われていなかったのでしょうから、「まとめてどうぞ」みたいな感じだったのでしょうね。
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